『3月のライオン』では、主人公桐山玲の将棋人生に大きな影響を与える人物に『島田開八段』がいます。
その島田さんを映画『3月のライオン』では佐々木蔵之介さんが演じていますが、羽海野チカさんが俳優の佐々木蔵之介さんがモデルだったことを明かされています。
羽海野さんの佐々木さんをどのように島田さんに転化させていったのかご紹介したいと思います。
映画『3月のライオン』島田さんのモデルは佐々木蔵之介さんだった!
都市伝説のようにささやかれてきた「島田さんのモデルは佐々木蔵之介説」は本当だった。
羽海野チカさんが佐々木蔵之介を選んだ理由
『3月のライオン』はいろんな年代層の男性がいっぱい出てくる話なので、丸顔、四角い顔、いろんな輪郭の人を描こうと思っていて、その時にパッと浮かんだのが蔵之介さんだったんです。
蔵之介さんって、とてもかっこいいけれど、ひとつひとつのパーツに特徴があって、それが絶妙のバランスで組み合わさって、彼ならではのとんでもない魅力を作り出していると私は思っていて。中略
頭の中であの輪郭のイメージを思い浮かべながら、ずっと描いていました。
ただ、島田さんの髪の毛はあえて半分に減らしたので、そこは蔵之介さんとは違うってことは、誤解なきよう、この機会にちゃんと言っておきたいですね(笑)
実在の人物をモデルにしてあて描きしたのは佐々木さんが初めてだったそうです。
実際には羽海野さんと佐々木さんが顔を合わせたのは、映画の撮影現場において、佐々木さんのクランクアップの時だったそうです。
「本物の蔵之介さんにやっていただけるなんて夢のようです」
とお伝えになったとか。
映画『3月のライオン』
原作/羽海野チカ『3月のライオン』(白泉社刊・ヤングアニマル連載)
監督/大友啓史
製作プロダクション/アスミックエース、ROBOT
配給/東宝=アスミックエース
【前編】
2017年3月18日(土)公開
【後編】
2017年4月22日(土)公開
出演
神木隆之介
佐々木蔵之介
伊藤英明
加瀬亮
有村架純
豊川悦司
倉科カナ
感想
島田開八段の印象は
派手さはないですが、人としてとても魅力を感じる人です。
周りへの気遣いや、後輩思いのところもあり、こういう人間になりたいと素直に思います。
何かを成し遂げるうえで、努力は必要ですが、それが全て報われるとは限りません。
それを大人になって知ったとき、どこか何に対しても上限を勝手に決めてしまって、それ以上の成長を勝手にやめてしまうことがあるように思います。
でも、島田さんはそうではなく、努力が報われないからと言って努力を怠るようなことはせずにひたむきに前進しようとする姿勢を持ち続けておられます。
そこに、見ていて勇気づけられ、また心を揺さぶられる感覚を覚えました。
また、これほどの人でありながらとても人間味があり、ある意味もっとも人間くさい人物なのではないかと感じます。
人を寄せ付けない雰囲気ではなく、周囲に安心感を与える雰囲気を提供できる人は意外に多くありません。特にこういった極限で戦っている人ならなおさら・・
それができる島田さんはやはりすごい人だなと思いました。
『3月のライオン』の読者で好きなキャラクターを問われたとき、多くの人が島田八段を上げていますが、その理由は、『人としての魅力』
に尽きると思いました。
マンガの中では男前キャラではないと思うのですが、モデルが佐々木蔵之介さんと聞いてびっくりでした。
佐々木蔵之介さんは間違いなく男前なので。
しかし、『輪郭をイメージし』という羽海野さんの言葉には納得できるような気がします。
骨ばったお顔立ちの島田さんと佐々木さんがリンクしました(^-^)
映画は来年3月です。
楽しみで仕方がない。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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