声優の麻生美代子さんが8月25日に92歳で亡くなりました。
麻生さんは「サザエさん」で1969年10月の初回から2015年9月まで磯野フネ役を務めました。
46年間もあの優しいフネさん役を演じきったというのも驚きですね。
麻生美代子さんの死因は?
平成30年8月25日(土)午前7時23分、老衰により永眠されたそうです。享年92。
尚、通夜葬儀に関しましては親族の意向により、近親者のみにて執り行われたそうです。
麻生美代子さん経歴
麻生 美代子(本名:左近允 美代 さこんじょう みよ)さんは東京・御徒町出身で、
戦時中は旧海軍にて艦船・航空機の位置確認のための天体観測に従事されていたそうです。
1945年の東京大震災で被災されました。学生時代から演劇を志し、主に舞台女優や声優として活動されていました。
『サザエさん』フネさん以外の主な出演作
1)『アルプスの少女ハイジ』ロッテンマイヤー役(1974年)
厳格な女性、というイメージが強いキャラクターですね。
アルプスの小屋から都会にやってきたハイジの教育係を任ぜられたゼーゼマン家の家政婦長。
子供ながらにハイジへの共感が強かった私は、ハイジに対して教育を厳しくしているシーンに対して
なんてひどい女性なんだ・・・と感じた登場人物です。
今思えば教育熱心で粘り強い性格なだけなんですよね。大人になった今ならロッテンマイヤーさんの
気持ちがわかるような気がします。
2)『鋼の錬金術師』ピナコ・ロックベル役(2003年)
こちらも気が強い職人気質の女性で、「サザエさん」のフネさんとは対極のような性格の方ですね。
主人公のエルリック兄弟の故郷、リゼンプールに住む外科医兼機械鎧技師です。
孫娘のウィンリィだけではなく、エルリック兄弟をも気にかけている保護者的存在です。
3)『和風総本家』ナレーション( 2008年4月 – 2018年3月22日)
2008年から知っているようで知らない、日本人のマナーや礼儀作法、しきたりなどをクイズ形式で紹介する番組でしたが、
2011年頃より特定のテーマに基づいた人物や事柄を取り上げたVTRが中心の回、特に日本の職人に関することが多くなった長寿番組です。番組冒頭の豆柴の豆助が登場するシーンが有名ですね。その時豆助に語りかける優しげな女性の声が麻生美代子さんのナレーションとのことです。番組テーマの「日本」「和」を象徴しているかのような柔和で温もりのある声で麻生さんにぴったりの役どころでしたね。
麻生美代子さんの通夜・葬儀告別式・お別れ会は?
幅広い作品で数々の栄光をおさめた麻生美代子さん
芸能史に大きな影響を与えた素敵な方です。
通夜・告別式などはご親族様の意向により近親者のみで執り行われたそうです。
その他お別れ会などの開催については現在のところ何も発表されていませんが
分かり次第更新したいと思います。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。