滋賀県で水道水を利用する住民から「悪臭がする」といった苦情が800件以上も寄せられているとのことです。
問題の悪臭は近江八幡市にある馬淵浄水場から供給されている水道水から発生したものとのこと。
馬淵浄水場と悪臭の原因について探ります。
滋賀県の水道水が臭い!悪臭の原因物質と馬淵浄水場について
6日、滋賀県企業庁は、湖の水質悪化が原因となって、琵琶湖を水源とする馬淵浄水場から供給されている水道水が、カビのような悪臭を放っている可能性があると明らかにしました。
同企業庁によると、7月下旬に採水する琵琶湖の水の悪臭を感知し、同浄水場で活性炭を投入したとのこと。しかし、悪臭は軽減することなく、8月31日から9月5日までに苦情が800件以上寄せられているとのことです。
水道水に含まれる臭いの原因物質の濃度が基準値の2倍になったそうです。
同企業庁担当者は、
「今年は比較的雨が少なく水温が高いことなどから、原因物質を発生させるプランクトンが増えるなど、湖の水質が悪化している可能性がある」
と話されています。
では原因物質は?
原因物質は?
NHKの報道によると、
2-メチルイソボルネオール
とのことです。
2-メチルイソボルネオール
水道水への不満としてあげられることの多い、カビ臭の原因物質の1つとして知られる(他にはゲオスミンなどが挙げられる)。このカビ臭は、貯水池などで繁殖したアナベナなどの藍藻類が生成することが知られている。人間にとっては、水中にごく微量含まれていても感知できる物質であり、閾値は5 ng/Lといわれているが、過去の実験結果では0.1-115 ng/Lとされており個人差が大きい。毒性は報告されていない。【ウィキペディアより】
水中にごく微量に含まれていても感知できるのだから、基準の2倍ということは相当・・・ですね。
馬淵浄水場について
馬淵浄水場は滋賀県近江八幡市馬淵町にあり、昭和54年11月より一部給水が開始されました。全て給水されたのは昭和60年7月です。
水源はもちろん琵琶湖。
現在供給先は水道用水として利用されています。
給水対象の地域は、近江八幡市、東近江市、日野町、竜王町(2市2町)
まとめ
琵琶湖を水源とする馬淵浄水場から供給される水道水から悪臭がするとの苦情が800件以上寄せられているとのことです。
原因は雨が少なく、プランクトンが増え琵琶湖の水質が悪化している可能性があるとのことです。
馬淵浄水場で原因物質の濃度が基準を超えたのは昭和54年の操業開始以来初とのことで、見逃せないサインなのかもしれませんね。
ちょっと気になるところです。
注意深く見守りたいと思います。
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