市川海老蔵さんが、25日麻央さんの通夜が終了したことをブログで報告されました。
ブログのタイトルは、
「みたまうつしの儀をおえ」
みたまうつしの儀ってなんだろう・・・
海老蔵さんの宗教についても調べてみました!
みたまうつしの儀
漢字で書くと、『御霊遷し』
神式で行う葬儀の中核をなすもので、仏式の通夜にあたる「通夜祭」と一体的に行われることが多いとのこと。
「遷霊祭(せんれいさい)」とも呼ばれるようです。
御霊遷しでは、文字通り、故人の霊魂(みたま)を御霊代(みたましろ)に遷し留める儀式で、必ず、夜間に行うことになっているようです。
海老蔵さんは、25日の17時16分に記事を更新、麻央さんの「みたまうつしの儀」を終え、自宅に帰りブログでその報告をされていました。
以下は、儀式の進め方。
まず、夜を表すように祭場の灯りを消して暗くします。
つづいて、斎主が遷霊詞(せんれいし)を誦しながら、御霊代を故人の顔にかざして魂を遷します。
このとき、斎員によって小さく警蹕(けいひつ)が発せられます。「警蹕」とは「を-」という音声で神様のお出ましを告げる神事のしきたりです。警蹕の間は、神職も参列者も頭を下げて拝礼しつづけていなくてはなりません。
御霊(みたま)が霊璽(れいじ)に遷された瞬間から故人は神様となります。
このとき以後、神となった故人には「諡号(おくりな)」が贈られ、生前の名前につづけて、男性なら「大人(うし)」や「命(みこと)」、女性なら「刀自(とじ)」や「姫命(ひめみこと)」などを付けてよばれるようになります。
仏教葬儀の戒名(法名)に相当するものと言えます。
「御霊遷し(みたまうつし)」が無事終わると、祭場に再び灯りを点け、斎主以下一同が御霊代(みたましろ)の前に集まって、斎主の祭詞奏上に続いて、順に玉串を奉奠(ほうてん)し、二拝二拍手一拝で拝礼します。
なお、拝礼の拍手は音を立てない「忍び手」で行います。
諡号(しごう)については後程説明しますね。
みたまうつしの儀の後は?
みたまうつしの儀が終わった後は、葬場祭(そうじょうさい)。
神式でいうと『葬場祭』といいますが、こちらは仏式で言う葬儀・告別式にあたります。
通夜祭と遷霊祭は遺族と親族のみで行われますが、葬場祭には一般の会葬者も参列します。
ちなみに、海老蔵さんの父である市川團十郎さんについて振り返ると、
市川團十郎さんの神式葬儀
2013年2月3日 肺炎のため死去(66歳没)
2月5日に通夜祭
2月6日に葬場祭と神式に則った葬儀が東京都目黒区の邸にて近親者による密葬でとり行われ、『瑞垣珠照彦命』の諡号(しごう)が贈られました。
2月27日 東京・青山葬儀所に於いて本葬が執り行われました。
葬場祭は密葬式で執り行われましたが、尾上菊五郎さんや中村吉右衛門さん、小泉純一郎元首相ら、歌舞伎関係者や知人らが参列されています。
喪主は長男である市川海老蔵さんがつとめられました。
諡号(しごう)とは?
諡号とは、仏教でいう戒名や法名のこと。
神道では諡号(おくりな)と言われています。
故人の名前が先に書かれ、その後に故人の生前行われた功績への評価や、亡くなった自説を表す尊称を書き、最後に年齢性別に応じて書かれます。神道の場合、今使っている氏名(俗名)は、神と親から授かった大切な名前であるという意味合いから、そのまま「御霊(みたま)」の名前になる点が特徴です。
12代目團十郎さんの諡号『瑞垣珠照彦命』の意味
瑞垣=神の領域を囲う囲い、珠=美しい、照=光を照らす、から「美しく光を照らす人生」の意という
麻央さんにどのような諡号が贈られたのでしょうか。
まだ公けにはなっていませんが、御霊遷しが行われた際に贈られているはずなので、すでに決まっていることが予測されますね。
公表され次第追記したいと思います。
では、海老蔵さんの宗教って何?について。
海老蔵さんの宗教は神習教
父親の一二代目團十郎さんのWikipediaによると、
團十郎(堀越夏雄)は神道(神習教)信者であるため
との記載があります。
神習教のHP ⇒ http://shinshukyo.jp/
神習教(しんしゅうきょう)は、美作国(現在の岡山県真庭市蒜山上福田)出身の神道家芳村正秉が1857年(安政4年)に立教し明治初期の神官教導職分離の時期に組織した神道教派で教派神道十三派の一つ。東京都世田谷区に法人の教庁を置く。
当時の神社や神道のあり方に対して問題意識を持っていた正秉が本来の神道の姿に復することを目的として形成され、神代より脈々と流れる伝統的な神道的価値観を教義の柱としている。天照大御神をはじめとして神道古典にある天津神、国津神を祀り、古事記、日本書紀ほかを所依の教典とする。【Wikipediaより引用】
市川家が代々神習教かというとそうではないようで、
九代目の團十郎さんが神道教師となって以来、成田屋市川宗家が信仰しているそうです。
日本で行われる葬儀の多くはご存知のとおり仏式です。
神葬祭やその他の種類の式の割合は全体の約数パーセントにすぎないと言われています。
しかし、実は初詣や結婚式、七五三など、私たちの生活の中にも自然と根付いている神社に関わる儀式も多くあるんですよ。
ご存知の方も多いと思いますが、天皇の葬儀も神道で執り行われます。
まとめ
25日に小林麻央さんの「みたまうつしの儀」がとりおこなわれました。
みたまうつしの儀とは、神式の葬儀で、仏式でいうお通夜のこと。
つづいて、葬儀、告別式がとりおこなわれることとなります。
麻央さんに贈られる諡号にも注目が集まっているようですが、
麻央さんが残された功績は計り知れないと感じています。
立派な諡号が贈られるのでしょうね。
未だに小林麻央さんの死が受け入れられないのは私だけでしょうか。
印象にあるのは柔らかい笑顔です。
ご冥福をお祈り申し上げます。