株式会社七田チャイルドアカデミーは2018年4月1日より教室名を『EQWEL』(イクウェル)に変更することを発表しました、
七田式というブランドが確立している中でなぜ?と疑問がわきますが、これは七田チャイルドアカデミーの30周年におけるリブランディングの為とのこと。
変わりゆく時代とともに幼児教育はこの30年で大きく進化しました。七田式も名称新たにさらに進化を目指して再出発されるということのようです。
ところで、七田式といっても「七田式教室」と「チャイルドアカデミー」とは経営母体が異なることをご存知でしたでしょうか?
EQWELに変るのはチャイルドアカデミーの方で、七田式教室は名称は変わらずそのまま七田式教室として継続されます。
ただ、現在の七田チャイルドアカデミー全てがEQWELになるわけではありません。
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今から七田式に通わせようと考えておられる方や既に七田式教室に通っている方にとっては、あまりに唐突で衝撃を受けた方もおられるのではないでしょうか?
今回は七田式チャイルドアカデミーが七田式というブランド名を捨ててEQWELに社名を変更した理由と、EQWELと(直営公式)七田式教室との違いについて調べたことをまとめてみました。
因みに私の娘は七田式チャイルドアカデミーの方です。
コチラもどうぞ
⇒七田式の評判や料金やフラッシュカードの効果は?娘と母の変化
七田式とは?
では、まず七田式とはなんぞや?から説明したいと思います。
七田式教育とは、日本の教育研究家である七田眞氏が構築し実践した教育法のことを言います。
七田式創業者 七田眞先生
七田 眞(しちだ まこと)
1929年7月28日~2009年4月22日(79歳没)
職業 教育研究家
略歴
中国東北部生まれ、島根県出身。
1950年初頭、家庭教師時代に人間の能力は生まれた時に決められるのかと疑問を持ち、その後カールビッテ「才能逓減の法則」という理念に出会います。衝撃を受けた七田眞氏は、子供の才能に着眼し、独自の教育理念を構築していくこととなります。
1958年 島根県江津市に塾を開設。「児童教育研究所」同研究所の実績の数々が評価され知名度をあげます。
その後「右脳教育」を提唱しこれが幼児教育としての七田式教育に発展していきました。
1976年 江津市に『0歳児教室』の実践教室を開設。
1978年 現在の「株式会社しちだ・教育研究所」となる「有限会社七田児童教育研究所」を創立。
1987年 七田チャイルドアカデミー開設、校長を務める。
2000年 七田式教育の海外展開を開始。
2009年 79歳死去。
実績
- 七田式教育を提唱
- しちだ・教育研究所を設立、会長をつとめた
- 七田式チャイルドアカデミーを開設し、校長を務めた
受賞
社会文化功労賞(1997年)
世界学術文化審議会・国際学術グランプリ(1997年)
国際学士院・世界平和功労大騎士勲章(1997年)
東久邇宮記念賞(2003年)
七田式の特徴
では七田式教育にはどのような特徴があるのでしょうか?
まずは七田眞先生が提唱された『右脳教育』がもっとも大きな特徴といえます。
右脳は、左脳の言語脳に対し、イメージ脳とも言われています。
つまり右脳教育とは、直観力やイメージ力や映像としての瞬間記憶力、情報の高速処理能力を高める教育のことを言います。
3歳ぐらいまではまだ脳の発達が未熟で、言葉で理解することができないため理論的に物事を処理することができません。しかしその分直観力、イメージ力、瞬間記憶力などの能力は優れています。
この能力が高いうちにより右脳の能力を引き出す訓練を行うことで、感性が磨かれ、物事の捉え方そのものまで変わり、情報の吸収力が向上し、その後の成長においてもその効果が持続し続けて大きな差が生まれると言われています。
天才と呼ばれる人達はほぼ皆例外なく右脳型人間と言われているように、右脳を活用することで、「潜在意識を効果的に活用できる」「明確な強い願望を持つ」「自己イメージを持ち実現する」これらが可能となり、大きな功績を残すことができるようになるのです。
七田式は右脳教育だけ?
七田式は右脳教育だけではありません。
左脳教育もバランスよく取り入れています。読み、書き、計算、その代表的なものがプリント学習ですが、右脳教育に加えて左脳教育も併せ実践することで、能力や知識の定着を図っています。
余談ですが、うちでも毎日『ちえ、もじ、かず』のプリント学習を行っています。正確に言うと週に2,3回はやらないこともありますが・・。
プリント学習の効果は半年を過ぎたあたりから実感するようになりました。5歳になりたてのころから自分で読んで問題を解く『読解力』が身についてきました。
フラッシュカードの弊害
右脳教育に必ずといってよいほど使われるのがフラッシュカードです。フラッシュカードについては教育現場においても賛否両論のようですが、七田式では例外なくフラッシュカードを使います。
うちの場合、家でフラッシュカードをレッスンすることはありません。週に1回、1時間の教室でのレッスンの中で行われるもののみです。これだけで弊害が起こるとは考えにくいというのが個人的な意見です。
フラッシュカードはとにかく早いので集中力が必要です。直観力とイメージ力も鍛えられるような気がしています。
七田式の特徴まとめ
- 右脳教育で能力開発
- 左脳教育もバランスよく
- 心を育てる教育
七田といえば右脳教育、と思われる方も多いと思いますが、実は左脳教育や心の教育もしっかりと組み込まれている総合的な教育システムなのです。
うちは七田チャイルドアカデミーに通わせていますが、レッスンでは親との絆を深める取り組みがたくさんあります。またレッスン後は、親に対して家庭でできる取り組みや親としての心構え、子供との接し方などを文献などを用いてわかりやすくレクチャーして下さいます。
学力偏重の教育でないことを実感しています。
EQWELへ名称変更
では、今回の『EQWEL』への教室名変更ですが、七田式は、七田チャイルドアカデミーと七田式教育との2つに分かれています。
まずどちらも七田眞氏の理念のもとに幼児教育が実践されていることは間違いありません。
七田チャイルドアカデミーと七田式教室のどこが違うの?
結論から言うと、2つは経営する会社が異なります。そして、会社が立ち上がった目的も異なります。
七田式教室を運営するのは株式会社しちだ・教育研究所。創業者は七田眞氏で、その名の通り、主に教材の制作や販売をおこない、実践できる場として全国に教室を展開しています。
かわって七田チャイルドアカデミーは、1987年に七田式のフランチャイズ展開を主な目的として七田眞氏により設立されました。
七田チャイルドアカデミーもオリジナル教材の制作や販売も行っています。
細かくそれぞれの会社を見てみましょう。
七田式チャイルドアカデミー
七田式チャイルドアカデミーは本田真凛さん、本田望結さんなどを輩出させ、数々のテレビをはじめとするメディアに取り上げられて注目を集めました。
ロゴはこちら。
七田式チャイルドアカデミーは、1987年に七田式幼児教育をフランチャイズ展開を目的として事業をスタート。今年で30周年を迎えます。開設時は七田眞氏が校長を務めておられました。
株式会社七田チャイルドアカデミー 会社概要
本社:大阪市天王寺区北河堀町3-15 S.C.A本社ビル
設立:1987年11月18日
代表取締役:浅間 大介
資本金:3000万円
事業内容:
・幼児教室「七田チャイルドアカデミー」のフランチャイズ展開
・幼児教育に関する教材、著作物の制作・販売
・幼児教育に関する啓蒙活動 等
直営教室:12教室
フランチャイズ教室:455教室(2017年1月時点)
現在の社長は浅間大介氏。4月1日からはEQWELの代表取締役社長となります。
浅間大介氏はどのような人物なのでしょうか?
EQWEL社長 浅間大介氏
18歳で、メキシコ大使館の公使の家で従者として子どもの教育を行う傍ら、2年間メキシコ国立自治大学でスペイン語を学ぶ。
その後、チリでボランティアの活動を実施。1万人以上に声をかけたり話をしたりされ、物おじせずに誰とでも違和感なく接することができるようになる。
22歳でアメリカの大学に留学。26歳で卒業。
七田式チャイルドアカデミーとの出会い
大手の工務店とゴルフのレッスンプロ内定をもらうが、内定取り消しになる。
そんな時、父の友人のつてで、英語展開していくために、英語ができる人材を探していた七田式チャイルドアカデミーに出会います。
小さな会社だけど、お給料は一般の新卒よりも良かったのでまあいいかなと思われたそうです。
また、当時右脳教育については一般的ではありませんでしたが、入社当時疑問や抵抗は全くなく、むしろこれは正しいと思われたそうです。
そして浅間大介氏は26歳で株式会社七田チャイルドアカデミーに入社し、最初は海外事業部で英語の営業説明会や、講演活動、マネジメント活動を行い、教材開発や教室運営のサポートなに尽力。
当時教室数は100未満、生徒は9,000人ぐらいだったそうです。
それが、今では455教室になり、グループでは海外も11か国におよびます。
七田式英語の特徴について
浅間大介氏は、七田式英語教育について特徴を以下のように語っておられます。
スピードが圧倒的に早いです。
一番の違いは、高速に大量の英単語を記憶していくところです。
【http://www.jcounselor.net/11interview/archives/2017/01/post_85.html】
この英語の教材は入社した時には出来上がっていたそうです。
右脳教育の神髄!七田メソッドですね。
だから35日間で英語が話せるようになるんですね。納得です。
こちらは七田式の家庭用英語プログラムです。
浅間氏はその後統括本部長となり、50歳で代表取締役に就任されました。
浅間氏の教育に対する思いは、以下のコメントから感じ取ることができます。
右脳教育の世界を勉強すると、人間自体の存在や、本来の人間教育の世界と同じなんですよ。
当社の創業者である七田眞(しちだまこと)は、右脳教育で一番大事なのは「愛」と「イメージ」だと言うのです
「愛」とは相手を思いやる心、相手の立場に立つことです。
「イメージ」とは脳や心での想いやイメージをしたものが3次元で現実化することです。
つまり私たちの提供しているものは、人間教育そのものなのです。
【http://www.jcounselor.net/11interview/archives/2017/01/post_85.html】
七田式を立ち上げた七田眞氏の理念がそのまま浅間氏の教育理念の根幹となっていることが分かります。
七田式(公式)教室
では、七田式教室は?
ロゴはこちらです。
七田式教室の代表を務めておられるのは、七田眞氏の息子である七田厚氏です。
株式会社 しちだ・教育研究所 会社概要
本社:島根県江津市江津町526-1
設立:1978年10月
資本金:2,000万円
代表取締役社長 七田 厚 / 取締役副社長 七田 眞裕美
グループ企業 (株)しちだ・ライフ、(株)オフィス・七田
60年の実績をもち、教材の開発や2000年より海外進出にも力を入れています。
台湾、シンガポール、マレーシア、アメリカ合衆国、インドネシア、タイ王国、オーストラリア、香港、中華人民共和国、カナダ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ルーマニア、ウクライナ、ベトナム。
全国に教室がありますが、圧倒的に七田式チャイルドアカデミーの方が多いです。
七田式チャイルドアカデミー:455教室(2017年1月時点)
七田式教室:100教室(北海道は確認できませんでした)
今後どうなる?
七田式チャイルドアカデミーと七田式教室において今後どのような違いがでてくるでしょう?
- 七田式チャイルドアカデミーは4月以降EQWELとなる
- ただし七田式チャイルドアカデミーの教室全てがEQWELになるのではなく、『EQWEL』『七田式教室』どちらに変るかは教室毎に異なる。
- EQWELでは4月以降七田式の教材を使用できなくなる
【七田式教育公式サイトより引用】
七田式チャイルドアカデミーはフランチャイズ展開していますが、それぞれの経営者は今回の分裂でどちらを取るか選択に迫られるということになるのでしょう・・おそらく。
普通なら七田式を選びそうですが、ここで七田式というブランドを捨ててEQWELを選択する理由ってなんだろう・・・変に勘ぐってしまいますね。
七田式は旧態依然だった?
EQWELは本田姉妹の勢いで七田ブランドを捨てても大丈夫!と天狗になってる?
ただ、EQWELは浅間氏の教育理念を見てわかる通り、七田眞氏の教育理念は受け継がれているものと考えられますし、これまでと全く違う教育になることはないでしょう。
今後EQWELは、七田式の教材が使えなくなった分、独自の教材を作成開発していくことになりますが、カリキュラム事態が大きく変わることはないと思われます。すでに現在レッスンで使用する教材は七田式チャイルドアカデミーで作成しているものですし。
自宅学習用の教材などもっと充実させてほしいですね。
分裂の理由は何?
個人的には今回の問題はどうしても分裂騒動以外に考えられず・・・
こっそり先生にお聞きしたところ、分裂(名称変更)の理由は、
経営に関する問題だと思います。
とのことでした。経営問題なら仕方がないよね・・・
大人の事情ということで。
どちらがいいの?
では、一番の肝心のどちらが良いの?
私なりに思うのは、
どちらも根幹には七田眞氏の教育理念がある。人間性を高める心の教育を重要視している。
熱心な先生のもとで子供と時間をかけて向き合い、能力の成長を促す。親子の絆を深める。
これらは七田式でもEQWEL変わりません。
ただ、これまで七田式では主に教材を制作し、展開はチャイルドアカデミーが進めてきました。
教材だけでは、もしかしたらここまでの知名度は上がらなかったかもしれません。
フランチャイズ展開がこれほどまでに実績を膨らませたと言えるような気がします。
また、営業活動が優れていても、内容が無ければ継続して利用してもらうことは難しくなります。
フランチャイズ展開を失う七田式と、サービス(使える教材)が大幅に減ってしまうEQWEL。
今後それぞれが無くなった部分を補填する必要がでてきますね。
もちろん、EQWELにサービスが無いわけではありません。すでに独自教材を作成していますので、レッスンの内容はこれまでと変わることはないでしょう。
七田式に関しては、名前がすでにブランドなのでしばらく安泰でしょうが、これまで看板娘だった本田姉妹はEQWELなので、今後営業戦略が必要となりそうです。
ということで、家庭学習なら教材の多い七田式。
教室に通うなら七田式教室のレッスンはわかりかねますが、EQWELのレッスンは今のところ何も申し分ないので自信をもって皆さんにおすすめします。
4月以降については、またこのブログでお知らせしたいと思います^^
まとめ
私なりに七田式とEQWEL分裂騒動についてまとめてみました。
参考になれば嬉しく思います。
うちはこのままEQWELで継続します。
以下参考までに・・
自宅で七田式教育が学習できます。
七田式家庭学習システム
フラッシュカードはもちろん、右脳と左脳をバランスよく鍛える学習システムです。
七田式チャイルドアカデミーの英語も凄い!
子供の記憶力は本当にすごいです。スポンジが水を吸収するように英単語を覚えていきます。
ポイントは覚えさせない事です。
無理やり覚えさせようとすると左脳教育になるのだそうです。
右脳はありのままを感じ取ってくれるので、勝手に覚えるのだとか。
たしかに、うちの子も「いつのまにそんなに覚えてるの~!!!」といつも驚かされます。
聞き流すだけですよ~。
入会後は、親に向けた子育てに関するニュースレターが1年間届きます。
英語教育に加えて七田式教育の神髄を知ることができると思います。
親が変われば子供が変わることを身をもって実感されると思います^^
60日間の返金保証がついているので、気になる方は検討してみてくださいね。
これが一番おすすめ!無印良品 壁掛式CDプレーヤー
無印良品 壁掛式CDプレーヤー CPD-4 D20180220
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これは、壁掛け式のCDプレイヤーなのですが、すぐにディスクを取り替えることができて、すぐに流せるので本当に重宝しています。
CDデッキなら電源つけてディスクを出し入れして、CDを読み取って・・・・面倒臭くて、つい「もういいや」となってしまう・・
心当たりのある方は、このタイプをおすすめします。ストレスなくCDを流すことができます。
音質も決して悪くありませんよ。
いつも家にいる時に何かしらのCDを流しています。娘は雨にも負けずが言えるようになりました^^
⇒七田式の評判や料金やフラッシュカードの効果は?娘と母の変化