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もはや病気?「スニーカーヘッズ」の異常性と心理分析!買い物依存症とは違うの?カルチャーとして確立されたその世界とは!

あなたの周りにもスニーカーを収集している人はいらっしゃいませんか?もしくは自分がスニーカーが好きで集めてしまうという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

スニーカーに対して異常な収集癖を持っている人のことを「スニーカーヘッズ」(SNEAKER HEADZ)と呼ぶそうです。

 

似たような言葉に「買い物依存症」があると思うのですが、それとどう違うのでしょうか、調べてみました。

 

スニーカーヘッズ(SNEAKER HEADZ)とは?

引用:https://www.instagram.com/p/BrfO3benEQa/

熱狂的なスニーカーコレクターを指し、特に希少性が高く、入手困難なスニーカーを所有、購入、販売する人

過去には同名のドキュメンタリー映画も公開され、インスタグラムで「#スニーカーへッズ」とハッシュタグ検索すると、投稿数は4万件を超えます。「#sneakerhead」で検索すると1267万件超にまで増え、世界的なスニーカー人気がうかがえます。

スニーカーの語源は、英語のsneakから派生したといわれており、ゴム底の靴が革靴に比べて、足音が静かということから名付けられたとされています。

引用:センケンjob新卒 用語解説

 

熱狂的なスニーカーとなると5000足以上所有していたり、自宅の一部屋をスニーカー専用の部屋にしてしまったり、倉庫を借りて保管されることもあるそうです。

 

似ている言葉「買い物依存症」との違いは?

買い物依存症と言うのは「物を買う」ことで欲求を満たします。

買い物依存症とは正式な診断名ではありませんが、このように呼ばれるのが一般的です。買い物をすると気分が高揚し、一時的に嫌なことが忘れられるので、繰り返し買い物をしているうちに欲しい物を買うのが目的でなく、買い物自体が目的になり、コントロールができなくなる状態を言います。
衝動的に買いたい欲求が抑えられないため、借金を繰り返し、自己破産に至るケースもあります。買った後罪悪感にさいなまれ、自己嫌悪に陥ります。

引用:医療法人社団 裕和会 大石クリニック

物を買う瞬間に欲求が満たされ高揚感が残るため、購入した後に物を見て後悔する人が多いようです。

 

一方「スニーカーヘッズ」は「あらゆる種類のスニーカーを所有すること、収集すること」で欲求を満たしている人が多いです。

 

そのため、様々なカラーウェイ(色違い)のスニーカーを集めたり、新しいモデルが出るたびに所有したい欲求が高まり、店舗に長蛇の列を作ってまでもスニーカーを買い求めようとします。

 

 

専門家が語るスニーカーヘッズの異常性!依存的であり、強迫性障害の一つとして考えられる?

 

専門家の話によると、スニーカーヘッズになっている人の心理状況は一種の中毒性だけでなく強迫性障害のようなものに近いと表現しています。

強迫性障害OCD:Obsessive Compulsive Disorderの略)とは、自分の意思に反して、不合理な考えやイメージが頭に繰り返し浮かんできて、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気です。症状としては、抑えようとしても抑えられない強迫観念と、それによる不安を打ち消すために無意味な行為を繰り返す強迫行為があります。

引用:「無意味な行為が止められない〜強迫性障害」

 

ただ単にスニーカーが好きで収集しているだけなら問題ないですが、スニーカーヘッズの中には家賃すらもスニーカーの購入代に当ててしまう人もいるそうです。

 

あまりにも行動に異常性が見られるのであれば、スニーカーで身を滅ぼす前に強迫性障害の専門医への相談を検討するのもいいかもしれません。

あなたは大丈夫?「スニーカーヘッズ」の生態を「GQ JAPAN」のドキュメンタリー動画でさらに見てみよう!

スニーカーに対しての情熱が人々を暴徒化させた事件も過去に起きました。

また人気モデルのスニーカーを購入した人のあとをつけ、殺人が起きたり、人気のスニーカーを履いている人に殴りかかりスニーカーを奪う人も・・・

なんと信じられないことに、世界でスニーカーが原因で年間1200人以上が死んでいるとのこと!

そんな知られざる生態を特集したドキュメンタリー動画がGQ JAPANの公式ホームページで公開されています。

 

スニーカーを愛しすぎている人も、そんな人が身近にいる人もそうでない方も、さらに深いスニーカーの世界をぜひご覧ください。

 

 

参考:GQ JAPAN「スニーカーヘッズ」

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