サッカーの本場といえばヨーロッパです。
世界中のスーパースターたちは皆ヨーロッパのビッククラブに所属するのが当たり前ですし、W杯も今年まで4回連続でヨーロッパの国が優勝しています。
しかし世界一の大国であるアメリカでは、サッカーは長年‘不毛の地’として有名でしたが、最近は事情が異なり、アメリカへのサッカー留学する若者もふえているそうです。
しかもプロ選手を目指している若者たちがあえてアメリカ行きを選択しているそうなので調べてみました!
1993年に始まった日本のJリーグ
現在の日本でのサッカー人気は完全に定着しましたが、始まりは1993年のJリーグ誕生でした。
現在は毎回連続出場を続けているW杯もJリーグ発足前の1986年のW杯予選では韓国に敗れてあと一歩のところで初出場を逃すなど、サッカー関係者の中にはアマチュアリーグだけで満足している日本国内の現状に憤りを感じていました。
その後2002年のW杯はアジアで開催される方針が有力となり、1999年には正式に開催意思を日本側も表明しました。
オリンピックの開催国は、開催に向けてのスタジアムなどの設備を準備していかなければいけないことはよくニュースでも目にされると思いますが、それはW杯でも同じです。
FIFA(国際サッカー連盟)が求める基準を満たすスタジアムの建設はもちろん、サッカーそのものに対する国民の情熱がないととても日本での開催を選択してもらえるはずのなく、日本は1993年にようやく日本プロサッカーリーグ「Jリーグ」を創設することになりました。
日韓W杯の盛り上がりや、現在のJリーグの全国チームの定着率、日本代表の人気を考えれば、日本では完全にサッカー文化が定着したといえます。
アメリカNo. 1人気のスポーツはアメフト
一方で長らくサッカー不毛の地と呼ばれていたアメリカはどうでしょうか。
アメリカには4大スポーツと呼ばれる国民的人気のスポーツ、アメフト(アメリカンフットボール)、バスケ(バスケットボール)、野球、アイスホッケーがあります。
日本でも人気の高い野球は、多くのプロ選手がアメリカのメジャーリーグへ行っていますし、バスケも世界一のバスケリーグであるNBAが有名なので、ご存知の方も多いと思います。
ですが、アメリカ国内で一番の人気を誇るのは、日本で有名な野球やバスケではなく、実はアメフトなのです。
ウィキペディアより
アメリカの世論調査順位 最も好きなスポーツ1 アメリカンフットボール 37% 2 バスケットボール 11% 3 野球 9% 4 サッカー 7% 5 アイスホッケー 4% 出典:ギャラップ[7]
野球やバスケよりも3倍以上の人気とは圧倒的ですね!
特に冬場に開催される大目玉のスーパーボールは物凄い人気です!
アメリカのスポーツはプレーオフ制度が当たり前ですので日本のプロ野球に例えると分かりやすいでしょうか。
セ・リーグとパリーグのトーナメントを勝ち上がったチーム同士で行われる日本シリーズが決勝戦なのと同じで、2つのリーグに分かれたアメフトのチームの王者同士が最後に戦う決勝戦、それがスーパーボウルです。
3億人以上の人口を誇るアメリカにおいても、視聴率は実に40%を超えることもあるわけですから、いかに国民的人気が高いかを示しています。
プレイが途切れることが比較的少なく、点も次々と入るわけではないサッカーは長らく人気がないことが現状でした。
しかし、アメリカは現在変わってきているようです。
Jリーグ開幕と同じ時期に設立された「MLS」
日本にJリーグがあるのなら、アメリカにはメジャーリーグサッカー「MLS」があります。
1967年〜1984年にかけても、プロリーグは実在していましたが、人気低迷とともに解散となり、その後1993年に「MLS」を発足し、1996年から現在のプロリーグが開幕となりました。
日本のJリーグとほぼ同時期なのですね。
今年のW杯は出場を逃しましたが、2002年の日韓W杯の際はベスト8まで進出しており、ベスト16までしか行ったことのない日本によりも結果は出していたのですね。
アメフトなどの国民的スポーツは大学生の試合も注目されるのが当たり前なアメリカでは、サッカーを行うための待遇もやはり非常に良く、アメリカの大学へ行ってサッカー留学する若者も増えているそうなのです。
アメリカは才能のある人物には投資を惜しまない国なので、日本の全国大会で活躍していたような選手たちが、そのままJリーグのプロの道へ行くのではなく、アメリカの大学で奨学金を受けながら、ユニフォームなどだけではなく、スパイクやシューズも支給され、遠征費なども大学側が免除してくれる環境の中でサッカーをする選択をする子たちも出てきているそうです。
大学での勉強や成績も当然きっちり行わなければいけないですから、環境は揃っていますが、毎日めまぐるしい日々を送りながら成長して行っているみたいです。
例えば高卒後にすぐにプロ野球入りせずに大学へ行ってしまったことが仇となった斎藤祐樹選手のようなスポーツ選手もいますが、アメリカに行っている子たちはどうなのでしょうか?
ろくに日本語も通じず、勉強をサボって単位を落としたら奨学金が打ち切られる可能性もあるアメリカへ行った若者たちは、毎日課題をこなすことで精一杯のためそんな心配もないでしょうか。
アメリカ経由で日本へ帰ってきた選手たちが、いつか日本代表として活躍する日々を楽しみに待っていたいと思います!
あなたに届けるピンフルエンサー!
本日もお読みいただきありがとうございました。