2018年8月31日、日本で映画「アントマン&ワスプ」が公開されました!
今作品は「マーベル・コミック」のアメリカン・コミックヒーロー『アントマン』の実写映画化作品で、2015年の映画『アントマン』の続編となるシリーズ第2作目です。
また、様々な「マーベル・コミック」の実写映画を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』(以下、『MCU』)シリーズとしては、第20作品目の映画となります。
こちらのあらすじについて詳しく紹介したいと思います!!
【ネタバレ注意】「アントマン&ワスプ」のあらすじ
起:謹慎中のアントマンがハンク・ピム博士と娘ホープと再会し、ピム博士の妻ジャネット捜索計画に無理矢理参加させられる
1987年、ソ連から発射された弾道ミサイルICBMを阻止すべく、ジャネットは量子世界へ消えました。(第1作目「アントマン」でも描写がありましたね)それ以降、ハンクとホープはジャネットを失った悲しみの中過ごしていました。ところが、2代目アントマンことスコット・ラングは映画「アントマン」の中で量子世界から帰還することができました。この事実に、ハンク、ホープはジャネットもまだ量子世界をさまよっていて、こちらの世界へ戻ってくることができるのでは無いか、と希望を持ったのでした。
一方、スコットは「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年公開)で、キャプテン・アメリカ側へ加担したことにより二年間の自宅謹慎中、しかもなんとスーツを制作したハンクとホープも責任があり、指名手配されていました。自宅謹慎もあと3日を残すところでスコットは量子世界へ飛び込み、さらに幼い女の子とかくれんぼをする女性になった夢を見ます。
「もしかして今も量子世界で行方不明になっているジャネットになった夢・・・?」その疑問を払拭しようと約二年間絶縁状態だったハンクへ電話をし、留守番電話へメッセージを残します。それとFBIに指名手配される理由を作ってしまったことへの謝罪も合わせて。
そして家の中でテレビを観ている間に気絶するスコット、目が覚めるとホープが運転する車に乗せられ研究所へ拉致されるのでした。
承:闇の商人、ゴーストに追われ、過去に喧嘩別れしたハンクの同僚と会い、返り討ちに合う
ジャネット救出のためスコットと引き込んだハンクとホープは、ジャネットを救うための量子トンネルの完成を急いでいました。完成に不可欠な部品を闇市のディーラーであるソニー・バーチから買い上げようとしますが、FBIと内通していたバーチは彼らの弱みを盾に研究成果を要求します。抗争に発展し、ホープはアントマンと同じ縮小化能力に加え飛行能力まで有する「ワスプ」のスーツを着てバーチたちを圧倒しますが、部品の入手の寸前、まるで幽霊のように物質をすり抜ける「ゴースト」が彼女の妨害を行い、ハンクを襲撃して彼の縮小可能なモバイル・ラボラトリーを奪い去ってしまいます。
ハンクはこの危機に、かつてS.H.I.E.L.D.でパートナーであったビル・フォスターを訪ねます。ビルの助言でラボの位置を割り出し、ゴーストの手から奪還しようとしたその時、全員が逆に返り討ちに遭い囚われてしまいます。ゴーストの正体はエイヴァ・スターという女性でした。量子実験の結果両親を失い、自身の存在が不安定になってしまったエイヴァは、自身を引き取ってくれたビルと協力し、ハンクの量子トンネルを用いて自身が抱える問題を解決しようとしていました。
ビルに騙されたスコット達でしたが、なんとかラボを取り返し逃げることができました。
そして量子トンネルの稼働、ジャネットとの交信ができ、ついにジャネットを迎えに行く座標を特定することができました。
転:追いかけてくるソニー一味、エイヴァ。そして自宅謹慎中の外出がFBIにばれてしまうスコット
ところでスコットはまだ自宅謹慎期間中です。なんやかんやで今スコットが自宅にいないことがFBIへ漏れてしまいます。スコットは途中で作業を放棄し急いで家に戻ります。ハンクとホープの場所もFBIにばれ、二人は捕まってしまいます。ラボはエイヴァの手に渡ってしまいました。
エイヴァは自身のエネルギー安定装置をスコット達に壊されてしまったので、生きられるのは数週間とビルに告げられています。ジャネットのエネルギーを抽出し、自分に流すことで安定しようとエイヴァは考え、ジャネットを探します。
FBIの在宅確認までに無事戻ったスコットは、ハンクとホープが捕まってしまったことを知ります。
結:ジャネット救出とラボ争奪戦
スコットはハンクとホープを助けに取調室へ向かい脱出し、エイヴァからラボを取り戻します。そしてジャネットの元へハンクが量子トンネルへ向かうも、待ち構えたソニー一味の手に縮小されたラボが渡ってしまいます。縮小されたラボをめぐり、ソニー一味とスコット達、さらにエイヴァが加わり混戦状態になります。一方量子世界へ向かったハンクはジャネットと再会することができました。二人は量子世界から戻ってくると、ラボ内でスコット達がエイヴァと対決していました。ジャネットはエイヴァを見て彼女の状態を察知し、なんと手を触れることによりエイヴァの不安定な状態を治すことに成功しました。ソニー一味は混戦の中、警察に捕まり、大団円。スコットもまた急いで自宅に戻り、FBIの在宅確認を見事スルーすることができました。そして二年間の自宅謹慎から解放され自由の身となったのでした。
めでたしめでたし!!
ちょっと待って!最後の結末の意味は?
ジャネットも戻り、エイヴァの治療の可能性も見つかり、スコットとホープの仲も睦じいものへと変化し、ハッピーエンドを迎えた今作品ですが、実は最後の最後に大どんでん返しが待っているんです!
エンドクレジット後の意味深なシーン、消えたホープ達と量子世界に取り残されたアントマン
ジャネット救出後、エイヴァの治療のためスコットはアントマンとなりまた量子世界へ飛び込んでいきます。しかし外からハンク博士と繋がっている無線と交信できなくなります。外で作業していたはずのハンク博士とホープ、ジャネットの姿は忽然と消えてしまい、黒い灰だけが舞っていました・・・彼らはどこに消え、残されたスコットはどうなるのでしょうか・・・?
こんな最後を残し「アントマン&ワスプ」は終わってしまうのです。
ちなみにマーベル作品の次回公開予定は2018年11月2日公開の「ヴェノム」(スパイダーマンシリーズで人気の悪役)なんですが、こちらは現在、公式ではMCUとは関係ない時間軸という設定です。なので、この後については2019年以降公開のマーベル作品にて伏線が回収されていくことになります。
アントマンがサノスを倒す鍵?切り札になるのか?量子もつれと時間の渦の関係
今後のMCU、特に「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」(2018年公開)で明らかになった最凶最悪の敵、サノスをどうやって倒すのかが話題になっていますね!
こちらもネタバレになるのですが、ホープ達はサノスによって黒い灰になってしまったのではないでしょうか。
今、サノスはインフィニティ・ストーンのうちタイム・ストーン(これはドクター・ストレンジが首にかけているネックレスについている緑色のストーンです)を手に入れ、時間の概念すら超越している存在ですよね。
ところで「アントマン」にてハンクは量子世界についてこう説明しています。
「量子の世界は時間と空間の概念を超越する」
またジャネットはハンクと再会したとき、彼にこう伝えています.
「量子の世界に適応した・・・進化とも言えるわ」(すみません、この辺りはうろ覚えです・・・)
そしてエンドクレジットでジャネットはスコットへこう注意しました。
「時間の渦に巻き込まれないように。二度と出てこれなくなる」
【考察】ジャネットが怪しい理由・・・本当に彼女はジャネットなの?アントマンも進化するの?
ここからは突拍子も無い私の推論です。
まず、今回救出されたジャネットは本当にハンクの妻のジャネット自身なのでしょうか。
時間と空間の概念を超越する量子世界方でさまよっていたにも関わらず、ジャネットは元の世界と同じように年齢を重ねている姿をしています。また時間の渦に対しても詳しすぎるような気がします。
なんなら量子もつれでスコットに憑依して、ハンクとホープが調整できなかった量子トンネルをいとも簡単にアルゴリズムを変更してしまうのも怪しい。
なんだかジャネットという人間よりかはジャネットを元にした別の知的生命体へと変化しているのでは無いかとも考えることはできると思います。
よって今回量子世界へ取り残されてしまったアントマンことスコットの肉体へも、なんらかの変化ないしは進化が起こる可能性もあると思います。
またはスコットが時間の渦に巻き込まれてしまうとどうなるのでしょうか。
もしかして、サノスに窮地に追いやられている今の時間軸をアントマンが変えることができるのでしょうか。
改めてMCUの壮大さに鳥肌が立ちますね!
マーベル次回作までまた期間が空いてしまいますが、是非今一度他のマーベル作品の見直しをして待ちましょうね^^
ご覧いただき有難うございました*