年末に開催される漫才コンビNo.1を決める『M-1グランプリ2016』の予選がスタートしました。
11日に行われた予選1回戦で『変ホ長調』が初戦突破。
『変ホ長調』は、これまで11回開催されたM-1グランプリの中で決勝に進出した唯一のコンビです。
『変ホ長調』ってどういう人達なの?
『変ホ長調』の魅力に迫りたいと思います。
M-1グランプリ2016注目のアマチュア漫才コンビ『変ホ長調』
まずは動画でその魅力を感じてもらいましょう!
スローテンポで独特の世界観を感じますね。
なかなか他に類を見ないタイプの漫才コンビです。
素人っぽさを感じるものの、それが逆に特徴としてウケに繋がっているような気がします。おそらく素人っぽい台詞の棒読みも計算だと思います。
続いて、これまでのお二人の経歴について見ていきましょう。
お笑いコンビ『変ホ長調』とは?
ツッコミ担当 小田ひとみ
- 京都府出身。ツッコミ担当。立ち位置は向かって右。
- 劇団そとばこまちの元団員。
- O・D・Aという芸名でR-1ぐらんぷりに出場し、2005年・2006年・2008年準決勝進出。
- 2008年、ダイナマイト関西7月27日baseよしもと予選に出場。順調に決勝まで駒を進めるも、漫画家の和田ラヂヲに破れ準優勝。決勝大会進出を逃す。
【Wikipediaより】
『劇団そとばこまち』とは?
1976年に京都大学演劇研究会を母体にして誕生したサークル「卒塔婆小町」を発祥とし、1978年5月に辰巳琢郎らが当時大学1回生だったときのメンバーで新たに「劇団卒塔婆小町」として立ち上げた劇団です。
所属していた人の中には、現在放送界で活躍している人が多く、
- NHK「プロジェクトX」「プロフェッショナル」を立ち上げた有吉伸人
- 「ごっついええ感じ」「笑う犬の生活」を演出した小松純也
- 「TRICK」の脚本家の蒔田光治
- 「あまちゃん」を制作した訓覇圭
- 辰巳琢朗
- 生瀬勝久
他にも現在でも、声優や俳優、ナレーター、制作側のスタッフとして活躍されているひとが多くおられます。
ぼけ担当 彼方さとみ
- 大阪府出身。ボケ担当。立ち位置は向かって左。
- かつて山中伊知郎の放送作家セミナーに通っていた。
- 関秀人が主宰していた大阪の人気劇団、立身出世劇場(2004年解散)の元メンバー。同劇団には他に、原尚子・井之上チャル・山本禎顕・小柳こずえらが所属していた
【Wikipediaより】
お二人ともに劇団に所属しており、素人ながらに舞台慣れしていることが伺えますね。
また、彼方さんは放送作家としても学ばれており、つくる側の観点から面白いものを提供することを追及されている様子が伺えます。
これまでの活動
- 2006年M-1グランプリにアマチュアとして初の決勝進出を決め、9組中8位の結果をのこす。
- 2008年からはじまったキングオブコントにも3人組、4人組で出場している。
- 2010年には阿佐ヶ谷姉妹との合同ライブ「阿佐ヶ谷姉妹と変ホ長調の大器晩成ライブ〜腹の立つことは明日言え〜」を開催。2011年にも同ライブを東京、大阪の2公演を開催している。
【変ホ長調と阿佐ヶ谷姉妹】
M-1グランプリには2006年以降もチャレンジされていますが、いずれも予選で敗退されているようです。
そして、現在もアマチュアです。
2006年のM-1グランプリの決勝進出で、吉本興業からも「本人たちが望めば、(プロへの)道も支援する」とコメントが出されていましたが、
結局本人たちがそれを望まなかったということでしょうか・・。
彼方さんは東京在住、小田さんは大阪在住でそれぞれ会社勤務をされています。
当時、決勝戦をみた視聴者からの評価は?
当時の評価はどうだったのでしょうか?
今テレビに出ている人たちにはない、普通っぽさというか、だるーい感じが妙におかしかったです。
僕は中年のおばさんじゃないけど、笑えましたよ。
何ともいえない間が最高で、他の出演者にはないものがありましたね。
何を言い出すのか、思わず聞き耳をたててしまいました。
スピード感と瞬発力重視のM1向きではないですね。
しかし、うちの年寄りが笑ったのは、彼女たちだけでした。
予選のネタはわかりませんが、昨日見た限りでは決勝レベルではないと思います。
途中まではちっとも笑えませんでした。。
ラストクスッときましたが。。。
期待しすぎたのかもしれません(^_^;)
私もどこが面白いの????って思いました。素人と聞いて納得。
チュートリアル以外は基本つまらなかったです。
賛否両論ですが、面白かったというコメントの方が多いように思います。
まとめ
2006年にアマチュアとしてM-1グランプリの決勝に進出され、以降まだその偉業を成し遂げたアマチュアは存在しません。
アマチュアながらの雰囲気を武器としてウケを狙うものの、お二人の経歴から、実はしっかりと戦略として考えられたものであることが伺えますね。
2006年当時の評価は新鮮さからある程度の評価を得ていたようです。
しかし、辛口の意見も。
確かに、スローテンポだけにネタの広がりにあまり期待できない気もします。
また、飽きられる可能性も。
今回の予選では、おばちゃん風のしゃべりで高島礼子ネタを披露されたということで、同様の漫才スタイルであることが伺えます。
決勝進出までは
1回戦→2回戦→3回戦→準々決勝→準決勝→決勝(敗者復活戦)
とまだまだ遠い道のりです。
個人的にはスローテンポで無理やり感のない自虐的ネタは大好きなので、ぜひ決勝進出を決めてテレビで変ホ長調を見たいと思っています(^-^)
おばちゃんパワーを見せつけてほしいものですね。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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