6月18日、午前7時58分ごろ大阪府北部を震源とする地震が発生しました。
大阪市北区、大阪・高槻市、枚方市、茨木市、箕面市で震度6弱の揺れを観測したほか、近畿地方の広い範囲で震度5強や5弱の揺れを観測し、
ここ京都南部でも震度5弱を記録しています。
9時現在、私鉄もJRも運転を見合わせ、駅周辺ではスマホ片手に、連絡を取り合う様子をが見られています。
我が家も地震後ひとまず子供を保育園に預けて来ましたが、マンションのエレベーターは復旧の目処がたたず、高層階に住んでいるため、余震も怖いし、エントランスでぼーっとしている状況です。
今回の地震の状況と、地震が起きた断層や余震についてまとめます。
被害状況
地震発生から2時間半経過し、各地の被害状況が明るみになってきました。
人的被害
- 現時点で、大阪府高槻市の9歳女子児童が地震で倒れてきたプールの外壁に挟まれて心肺停止の情報が入っています。
- 大阪市淀川区で地震により倒れてきた外壁の下敷きになった男性が心肺停止となっています。
- 豊中市内でも8人の負傷者報告があります。
- 高槻市の住宅では火災が1件報告されています。
地震当時の状況
京都府南部、震度5弱を記録した場所の16階建てマンションの16階に位置する我が家。
小刻みの縦揺れの後に横揺れが1分程続き、食器棚の上のものが落ちるなどの被害はあったものの、それ以外は問題なし。今のところはです。
ただ、エレベーターが止まったのはかなりの痛手です・・。
子どもはというと、当時食卓で朝食を食べており、私は洗面所にいましたが、ガタガタガタと大きな揺れが突然おこり、何が起きたかわからず固まっている子どもたちの下へ。
食器棚や冷蔵庫にはもともと地震対策の転倒防止ストッパーを取り付けていたためか、棚が倒れたり、食器が落ちたりすることはありませんでした。
ただ、食器棚の上のフクロウのお着物が落ちて破損し、残念な姿に・・。
「ふくろうが守ってくれたんだね」
ここぞとばかりに避難所を覚えさせる
幸い今のところ大きな災害となることは免れましたが、今後もっと大きな災害が起こる可能性は否定できません。
子どもには、
今回はこのぐらいで済んだけど、もしもっともっと大きな地震が起こったら、みんなで○○小学校に行くんだよ。もしみんなとはぐれたら、一人ででもいいから○○小学校に行くんだよ。
こどもは真剣に聞いていました。
大阪震度6弱地震の関連断層は?
気になる断層ですが、東京大学地震研究所の古村孝志教授の発表によると、
「震源の位置から考えると、『有馬ー高槻断層帯』が関係した地震とみられるが、震源の南側には『生駒断層帯』があるほか、西側には『上町断層帯』もあるため、どの断層が関係したのか詳しく分析する必要がある」
とのこと。
しかも気象庁によると、
大阪府内で震度6弱の揺れを観測したのは大正12年に統計を取り始めてから初めてだということです。
意外と大阪では大きな地震が起きていなかったのですね。
今回の地震は最大震度6弱、マグニチュード5.9と推定されています。
揺れの割には、各地で大きな被害に至らなかったことが大きなポイントとなりました。
これについて、
- 震源の深さが10キロと浅く
- 地震の規模(マグニチュード5.9)としてはそれほど大きくはない
- 都市部の真下で起きた
これらにより、現地では突き上げるような強い揺れになったのではないかとされています。
大きな被害に至らなくて本当に良かったです。
余震について
最大の関心である余震について、
余震と言えば、通常は本震の後に続く本震より小さい地震のイメージがありますが、熊本地震では、後から大きな地震が起きています。
東京大学地震研究所の古村孝志教授の発表によると、
震源が浅い地震の場合は余震が続くことが多いため少なくとも今後1週間程度は震度6弱程度の揺れを伴う地震に注意してほしい。
また、熊本地震のように後から規模の大きな地震が起きたケースもあるため念のため注意してほしい」
と、次に大きな地震が来る可能性を指摘されました。
しばらくは、余震に注意が必要ですね。
また新たな情報がわかり次第追記したいと思います。