吉本新喜劇の島木譲二さんが脳溢血で死去されました。
突然の訃報に驚きを隠せないのですが、島木さんは2011年より病気療養で芸能活動も休んでおられたようです。
新喜劇で見たことがつい最近のように感じられて、5年以上もテレビに出ておられなかったことにも驚いてしまいました。
さて、死因は脳溢血とのことですが、長期療養中の原因も脳溢血かというと、違うようです。
長期療養中の病名について調べてみました。
島木譲二さんの長期療養中の病名は?2010年より腎臓病に罹患
2010年より腎臓病に罹患
調べたところ、2010年より腎臓病にかかっておられていました。
腎臓病は名の通り、腎臓の機能が悪化する病気です。
腎臓の主な働きは
・老廃物の除去
・血圧のコントロール
・赤血球の産生
などです。
生きていく上ではすべて大事ですが、
腎機能が低下すると、血液中の老廃物が対外に排出されずに死に至ります。
そこで、腎機能が悪化しすぎると血液中の老廃物を体外に出す透析が必要となります。
透析とは、腹膜透析と血液透析があり、一般的なのは血液透析、週に3回、約2時間以上かけて血液をろ過し老廃物を除去する処置を行います。
合併症も多くQOLが低下します。
島木譲二さんが透析を行っていたとの情報は出ていませんが、
2011年に『WBC世界ミニマム級タイトルマッチ』のリングサイドに姿を見せ、
「体調はまあまあ。体は大丈夫ですよ。ちょっと腎臓の数値が上がってるので、落としてますねん」
と語られています。
また、
「本当は来たらあかんのですけど、来たんですわ。
まあ、気分転換にもなるし」
とも語られていました。
腎臓病の治療として大事なことに安静が挙げられます。
残りすくない腎機能をできる限りながく保つためです。
つまり安静により、老廃物の生成を抑え、腎臓への負担を最小限にしようというものです。
島木譲二さんが安静を強いられた状況であったことが読み取れますが、透析とまでいかなくても、腎機能がかなり悪化されていた可能性は考えられそうです。
うーん。
でも、腎臓病を5年間患うと、普通は透析になっている可能性が高いのかなと・・・
死因は脳溢血
そして、今回の直接的な死因は脳溢血とのことでした。
腎機能悪化により、様々な合併症を併発し、脳血管が破綻した。
日本透析医学会によると、
「わが国 の慢性透析療法の現況」によれば、
直近の透析患者の死亡原因について、
第1位 心不全
第2位 感染症
第3位もしくは
第4位 脳血管障害(脳卒中<脳出血・ 脳梗塞>)
脳血管障害に関して、非透析者と比較すると2〜3倍の差があるそうです。
まとめ
島木譲二さんが16日、大阪市内の病院にて息を引き取りました。
72歳でした。
2011年以降は、長期療養を理由に芸能活動を休止しておられました。
腎臓病を患っておられ、安静が必要であることを本人が明かされています。
私は関西生まれで、土曜に新喜劇を見ることは普通のこととして育ちました。
一時期に見ない時期もありましたが、久々に見たとき、懐かしさと安心感で胸が熱くなったことを思い出します。
当時、社会に出はじめたばかりで、いろいろ悩んでいた時期でもあったのですが、
大人目線で見ると、純粋に人を笑わせようとすることに全力を尽くしている出演者の人達の想いは、感動さえ呼び込みます。
特に新喜劇の出演者は、真面目で心のある方が多い印象です。
藤生隆さんや辻本茂雄さんや小籔千豊さん、池乃めだかさんや末成由美さん、スッチーさんみんな大好きな芸人さんです。
島木譲二さんの長い芸能活動休止の末の訃報は、本当に残念でなりません。
もう一度パチパチパンチが見たかったです。
ご冥福をお祈りいたします。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
あなたに届けるピンフルエンサー!