若者の活字離れや本のペーパーレス化が進む現代では、本の売れ行きは良くありません。
しかし仕事となると書類は未だに紙で行われることが多く、コピー機、シュレッダー、補充用の用紙が並べられているのが当たり前のオフィスは多いのではないでしょうか。
毎日大量に使用されると経費が掛かりますし環境にも良くありません。何よりもったいない!
そんな悩みを解決するすべく、再生紙でやり繰りを行うことで新しい用紙の購入を限りなく少なくすることを可能にした装置が開発されたというので調べてみました!
使用済みの用紙を「その場で」白紙に戻す「RECOTiO」
デュプロ株式会社が開発した「RECOTiO」はオフィスにも設置可能な小型製紙装置です。
会社における書類の数は毎日毎日増え続ける一方だと思いますが、その分シュレッダー行きになる書類もたくさんあると思います。
すぐに紙クズか溜まって動かなくなるのでゴミを捨てようとしたところ、ぶちまけて掃除が大変になった経験は
よく考えれば、わざわざインクを使って擦った紙をただ捨てるためだけに、また機械を使用するなんておかしな話にも思えますが、情報漏洩を防ぐためには致し方ないことでした。
それを「RECOTiO」では、わざわざシュレッダーにかけることなくそのままの状態でのリサイクル作業を可能にしているそうです(ホッチキスやセロハンテープは外して投入します)
情報漏洩はどう対応するのか?
それはなんと!水で繊維段階まで分解してしまうのだそうです!
投入された使用済用紙は、水の中で細かくほぐされていき、この時に紙に印字されていたトナー成分を泡で洗いながら一緒に除去していくことで情報漏洩を防ぐそうなのです。
しかもシュレッダーの場合は、一度紙の繊維をダメにしてしまいますが、水洗いなら繊維を傷つけることなく、紙とトナーを分離していくことが可能だそうです。凄いですね!
その後、紙をすき、乾かし、A4サイズにカットされ、真っ白でキレイな再生紙が出来上がるという仕組みになっております。
実際にゴミとなるのもトナーなどわずからモノであるため、投入した量の15%程度しかゴミにならないそうです!
気になる時間や装置の重さは!?
投入して一週間後に再生紙が出来ます!では時間がかかり過ぎですよね。
1時間当たりにA4普通紙250枚・A4厚紙110枚が再生可能であり、古紙投入してから約120分で1枚目の再生紙が出来上がるそうです。
これなら投入当日に再生紙が作れるので大変スピーディではないでしょうか。
続いて重さ。調べたところ約800㎏もあるそうです!使用時には水も入るので約1,100㎏にもなるそうです!
通常のコピー機でも約80㎏〜約100㎏程なので、メチャメチャ重いですね。
ビルの階数を借りている会社では、コピー機と同じようにオフイスに当たり前に置くのは無理かもしれません。
この点は今後改善が行われていき、オフイスに当たり前に置けるようになったら素晴らしいですね!
また機密文書は外部の専門会社に委託して処分していた所も多いと思うので、それを自社で処理が可能になり、さらにリサイクルもできるとなったら大変便利な手段となりそうです!
「RECOTiO」がいつか、オフイスに1台置かれる未来に期待したいですね!
あなたに届けるピンフルエンサー!
今回もお読みいただきありがとうございました。