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スマホはより豪華に!ケータイはよりシンプルに!ドコモが名刺サイズの「カードケータイ」と「ワンナンバーフォン」を発表

10月も終わりを迎え、冬春モデルが発売される時期になりました。日本の大手キャリアのドコモからは面白い新作の発表があったので内容をまとめてみました。

 

スマホはよりスマホらしく進化を続けている

アップルからはiPhoneの最新作「iPhone XS」が先日発売されましたね!
新作が発売される度に、美しくて大きな画面はグレードアップしていき、カメラの画素数やバッテリー持ちなど、スマホの‘ハード面’はどんどん進化しています。
より優れた機能を詰め込みながら、どれだけ持ち運びやすい状態に出来るか、スマートな機能をどれだけスマートに持ち運べるか。まさにより‘スマホらしい’状態を目指して毎年進化し続けております。
元祖スマホにして未だ絶対王者として君臨し続ける「iPhone」に対抗して、どんな最新スマホがドコモから発表されたかと思いきや、今回発表された新製品で注目を集めたのはスマホではなかったのです。実は‘ケータイ’だったのです。

進化しすぎて退化!?シンプルケータイその1 名刺サイズの「カードケータイ」

スマホを持つことが不思議ではなくなった現代においても、昔からの‘ガラケー’を持つ方は多数います。
特に中年以上の方々は、スマホが普及した際に一度使ってはみたが、やはりボタンがあってカパカパ開く従来型の‘ガラケー’の方が使いやすい!という意見が多く、今まで通りのガラケーを使用する方は多いそうです。
物理的にボタンがある事など、スマホを使用するよりシンプルで扱いやすい点が人気の1つですが、今回登場したのは、ガラケーのカパカパとも形が違くてタッチパネル式、そして大きさは名刺サイズの「カードケータイ」です。
見た目が薄くてコンパクトなサイズであることに比例して、中身も電話とSNSなどのメール対応がメインとなるシンプルな作りとなっています。
プラウザはあるのでネットの調べものは可能ですが、スマホに比べると画面も小さく、メインに使える内容ではなさそうです。
なぜこんなにもシンプルなのでしょうか。タッチパネル式でありながら、機能もろくにないケータイを、若者も中年も欲しがるのでしょうか。これでは誰も買ってくれないではないか!と、私は最初そう思いました。
そしたらドコモの吉澤和弘社長はこう仰っていました。
「動画(を見るため)などの大画面ニーズは引き続き根強いものがあるが、一方でもうちょっと持ち運びやすい、あるいはシンプルなケータイが欲しいという声もたくさんいただいている」
なるほど!急速的な勢いでスマホが普及していった一方で‘スマホ疲れ’が叫ばれているように、何でも進化すれば人間の持つ悩みを解決できるわけではないようです。
また、ガラケーユーザーたちで、もっとシンプルで近いやすいケータイがあるならそちらを使いたいという声が上がっても確かにおかしくはないです。

持ち運ぶのは1つだけ。あらゆる機能をまとめていったスマホの原点

そもそも電話だけではなく、カメラも時計も音楽も、あらゆる機能を詰め込んで1つにまとめて持ち運べるようにしよう!というのがスマホの原点であり始まりであったように思います。
ですが、ユーザーは長年スマホを使用していく中で、やはり音楽は音楽、カメラはカメラ、電話は電話と使い分ける方が使いやすいし質も良い!と考える方も増えていったのではないでしょうか。
あらゆる機能を1つにまとめたスマホが、音楽プレーヤーや一眼レフカメラなどの専門機器よりも、大変優れた機能を搭載されていたのであれば話は別でしたが、スマホの小さなボディに詰め込める量は限界があったのでしょう。
だからこそ毎年新作が発表されるスマホは、より多くの優れた機能をよりコンパクトに出来るよう必死に進化し続けているのではないでしょうか。
ですが実際にはドコモの吉澤社長が仰る通り、それぞれ使い分けた方が良い、という需要が非常に多かったようですね。
その証拠にドコモは、もう1つの新商品も発表しております。

スマホを持ち運ばない事が前提!?シンプルケータイその2 子機の役目を持つ「ワンナンバーフォン」

タッチパネル式な「カードケータイ」に比べて、こちらは物理的なボタンが残った形をしています。
ネット検索は出来ないようですが、それもそのはず。なんとスマホと同じ電話番号を共有して、この端末から電話をかける事ができるそうなのです!
手軽に持ち運んで電話をすることだけに特化した機器。つまり、スマホの子機です。
職場や病院など、スマホを持ち込んだら怒られるけれど、いざという時に電話を出れるようにしたい!という方や、電話をしながら調べものがしたいのに出来ない!と困っていた人には大変有効な手段となるのではないでしょうか。
公私混同を分けて、役割分担をハッキリしたい!という方にも、余計な機能がないことがとても‘便利’なことなのかもしれません。
スマホがドンドン進化していく中で、今回のようなシンプル製品が作られて役割分担をハッキリさせていきたい方々が多くいるのは大変興味深い内容でした。
ドコモだけではなく、auやしソフトバンクなど他のキャリアはどんな新製品を世に出していくのか、アップルのiPhoneはどんな進化をより続けていくのか。
今後の動向に期待したいですね!
あなたに届けるピンフルエンサー! 今回もお読みいただきありがとうございました。
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