国民の幸福度、税金が高くても国への信頼が大きい国など、精神的な幸福度を示すランキングでは北欧諸国が多く名を連ねるイメージです。
スウェーデン、デンマーク、フィンランドetc
どこの国も何かランキングが行われたら上位に選ばれることが多い国々です。
アメリカや中国、そして日本の方がGDP(国内総生産)は常にトップ3を維持して経済は大きく発達しているはずなのに、なぜ幸福度ランキングのような順位ではトップ3を独占できないのでしょうか。
たくさんお金を稼いてお金持ちになること、裕福になること=精神的な幸福には直結しないのかもしれません。
今年で12回目の開催となった「レガタム繁栄指数」というランキングでも、やはり北欧諸国が上位に名を連ねていたので調べてみました!
経済だけではない!あらゆる幸福度の総合ランキング「レガタム繁栄指数」
レガタム!?…
言葉の意味は全くわかりませんが、イギリスのロンドンにある「レガタム研究所」という民間の研究所が発表しているので「レガタム繁栄指数」と呼ばれるそうです。
有名なブルッキングス研究所やカーネギー国際平和基金などと同じ、シンクタンクと呼ばれる調査機関ですね。
「レガタム繁栄指数」では、
「経済」
「ビジネス環境」
「統治」
「教育」
「健康」
「治安・安全」
「個人の自由」
「社会関係資本」
「自然環境」の計9項目で評価します。
調査対象国149ヶ国の中で平均順位数が上位になるランキングを発表しています。
なぜ149ヶ国なのかは不明ですが(国連加盟国は193ヶ国)、繁栄度に関するランキングなので、極端に貧困な発展途上国は調査から外しているのかもしれないですね。
149ヶ国中ランキング1位に選ばれた今年の国はノルウェーでした。
昨年に引続き2年連続の優勝であり、今年も含めた9年間の間の優勝回数はなんと8回です!!
どうしてノルウェーはこんなにも評価が高いのでしょうか。
評価項目9つのうち、8つがトップ10入り
1位に選ばれたノルウェーの評価項目ごとの順位を公式サイトのランキング表から確認しました!
https://prosperitysite.s3-accelerate.amazonaws.com/2515/4321/8072/2018_Prosperity_Index.pdf
※スクロールしていくと英語表記で載っています
「経済」7位
「ビジネス環境」11位
「統治」3位
「個人の自由」9位
「社会関係資本」3位
「治安・安全」1位
「教育」4位
「健康」8位
「自然環境」8位
「ビスネス環境」だけトップ10以外とはいえ、それでも11位の評価、「治安・安全」に関しては1位、全体的に非常に高い評価をされていることが分かります。
具体的な評価システムは表記されていないため詳細はわかりかねますが、治安が良いことや、労働生産性が高いこと、教育レベルが高くて個人の自由を尊重するような点が高い評価として現れているのかもしれませんね。
日本の順位も気になるので調べてみました。
「経済」19位
「ビジネス環境」19位
「統治」17位
「個人の自由」46位
「社会関係資本」99位
「治安・安全」2位
「教育」21位
「健康」3位
「自然環境」39位
総合の順位は23位です。
「治安・安全」はノルウェー につぐ2位の評価、「健康」も3位に選ばれて凄い高評価ですね!
一方で「個人の自由」は46位、「社会関係資本」はまさかの99位!
先進国でありながら非常に低い評価になっておりますね…
全体的にバランスよく評価の高いノルウェーと比べるとまだまだ改善の余地があるようですね。
「レガタム繁栄指数」で全てがわかる訳ではないですが、客観的に自分の国を見たり、他の国との比較をすることで国の長所、短所も分かりやすく出てきます。
これから日本はどのように成長していき、世界からの評価もどのように変わってくるのか楽しみですね!
あなたに届けるピンフルエンサー!
今回もお読みいただきありがとうございました。