スタン・リー氏は数々のマーベル作品の原作者であり、老若男女が知っている有名作品ばかり生み出したアメコミ界の巨匠、スタン・リーさん。

現地時間11月12日に95歳でお亡くなりになりました。米カリフォルニア州ロサンゼルスのシダーズ・サイナイ医療センターに急送され、肺炎により息を引き取ったそうです。
「スパイダーマン」「アイアンマン」「ハルク」「マイティ・ソー」「X-MEN」「デアデビル」「ファンタスティック・フォー」「デッドプール」などはスタン・リー氏が発案したスーパーヒーローです。
スタン・リーのプロフィール
本名:スタンリー・マーティン・リーバー(Stanley Martin Lieber)
1961年、50年代に出した怪奇・ホラー・SFコミックが不振であったことから方向転換を決意し、倒産を覚悟でスーパーヒーローのコミックに限りなく現実的要素をつぎ込んだ『ファンタスティック・フォー』を創刊。これが人気を博し、以降の数年間でマーベルコミックの代表作となる幾多のスーパーヒーローコミックをアーティストのジャック・カービー、スティーヴ・ディッコなどと共に矢継ぎ早に出していく。
決め台詞は「エクセルシオール(Excelsior)!!」
編集後記の締めにいつも用いていた言葉が「エクセルシオール(Excelsior)!!」で、彼の代名詞となりました。
これまで堅苦しい言葉で綴られていた編集後記は砕けた文法に改め、親しみやすい雰囲気を作り、読者との間に出来ていた垣根を取り払ったそうです。
今となっては、漫画の原作者のコメントがくだけた表現が多いかとは思いますが、その先駆けはスタン・リーさんだったんですね!
「マーベル・メソッド」の生みの親!あまりの忙しさにう生み出された技術だった!
一時期、マーベルコミックのライターはほぼスタンしかおらず、1950年代には多い時で月に82本のコミックの脚本を担当していたとか!
あまりにも過酷な環境下、偶然生み出されたのが「マーベル・メソッド」という手法。
スタンは仕事を滞りなく与えるために物語のプロットだけを渡し、作画が出来上がった状態で具体的なセリフを入れていくという手法です。
最初は苦肉の策だったそうですが、出来上がってみると以前よりも作品の品質は向上し、コミックの売り上げも上昇したそうです。
利点
(1) 作画家はどちらかというと視覚的に思考するので、シーンをどのように絵に落とし込むかについてはライターよりも優れていることが多い
(2) 作画家が自由に描ける
(3) ライターにとって負担が少ない
以上の利点があったことから時間が限られている中でも十分に作品を生産していくことができたんですね!
目立ちたがり屋なスタン、積み重ねてきた実力・キャラクターで往年でも人気に!なんとギネス記録にも!
マーベルシリーズのファンであれば、マーベル作品の多くにスタン・リー扮するキャラクターがカメオ出演しているのはご存知ですよね!
最近のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズでも必ずと言っていいほど出演されますね!
1981年版アニメ『スパイダーマン』のナレーターも当時自ら担当したり、映画『スパイダーマン』の制作では、自らジョン・ジョナ・ジェイムソン役を名乗り出たが、ジェイムソンの年齢設定より高齢であることを理由に却下されたこともあるんだとか!
「世界で最も多くの作品が映画化されたコミック作家」および「カメオ出演した映画の興行収入が世界一の俳優」として、ギネス世界記録に認定されているそうです。
目立ちたがり屋な性格が、長年ファンから作品だけでなく生み出した親として認識される結果になってよかったと思います。
そして常に笑顔で明るい性格から多くの方から愛され、その結果アメコミ界を活気づける結果をもたらしたなんて、本当にすごいことだと思います。
マーベルにおいて数多くの作品や魅力的なキャラクターを生み出してきたスタン・リー氏がお亡くなりになられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。#Excelsior pic.twitter.com/uiEeIEVdKB
— マーベル・スタジオ[公式] (@MarvelStudios_J) November 13, 2018
アイアンマン、スパイダーマン、X-MENなど、数々のマーベル・ヒーローを産み出した伝説のコミックライター、スタン・リー氏。あなたの遺した作品だけでなく、昨年の東京コミコンでお会いした時の愛らしい笑顔を、私たちは忘れません。たくさんの感動をありがとうございました。 pic.twitter.com/ghQVyIcygu
— ホットトイズジャパン (@hottoys_japan) November 13, 2018
BBCニュース – マーベルの巨匠スタン・リー氏が死去 95歳 https://t.co/oK4UKaKs20
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) November 13, 2018
素敵な作品を生み出し続けてきたスタン・リーさん、今までたくさんの感動をありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
あなたに届けるピンフルエンサー。
今回もお読みいただきありがとうございました。